面白ネタからグルメまで。

yomone.jp

Web

【直木賞受賞!】門井慶喜の『銀河鉄道の父」は引きこもりのあなたにこそ読んで欲しい

投稿日:

名作童話「銀河鉄道の夜」を書いた宮沢賢治の父である、『宮沢政次郎』にスポットを当てた小説「銀河鉄道の父」が、本日直木賞を受賞しました。執筆された門井慶喜(かどい・よしのぶ)さん、おめでとうございます。


銀河鉄道の父 [ 門井 慶喜 ]

 

 宮沢賢治、そして父の政次郎とは?

今から122年前の1896年に、岩手県花巻市に生まれた宮沢賢治。こんなに昔に生まれた作家ですが、『注文の多い料理店』『銀河鉄道の夜』『セロ弾きのゴーシュ』『風の又三郎』など、誰しも一度は国語の授業で習ったり、童話を読んだことのある日本を代表する童話作家です。

岩手県花巻市

その父、政次郎は質屋を営んでいました。

そのため、宮沢賢治は比較的裕福な家庭で育ち、父である政次郎は我が息子にも同じ道を進ませようと考えます。しかし成績優秀な宮沢賢治は尋常小学校を卒業したのち、さらに中学校への進学も希望します。父は自分自身が「質屋に学問はいらない」と言われて育ったため、息子である宮沢賢治に対しても同じ考えを抱きますが、しかし息子にはそれを言えません。なぜなら、駆け引きが苦手な息子は商売には向かないと思ったのと、そして「石っコ賢さん」とあだ名を付けられるくらい小さなころから鉱物が大好きだった息子に才能を感じたため、好きな道を歩ませてやりたいと思ったからでした。

そのため、父は息子のために「質屋には学問は必要ねぇ」という祖父を説得し、そして宮沢賢治が中学卒業後に家業を手伝うようになるも鬱々とした日々を過ごす賢治に、農学校への進学をも許します。その後も、宮沢賢治の執筆活動を支えつつも、信仰の違いでの対立。。。

親だから、親ならばこそ、「子供にはこう育ってほしい」「こんな大人になってほしい」「大学に行った方が将来役に立つはず」「今のうちから習い事もさせておきたい」こんな風に願うのは現代人でも当然です。しかしその息子、娘が自分の考えとは違う生き方を選んだ時、放蕩息子になった時、親はどれだけ葛藤するでしょうか。

子供を愛するがゆえに、子供を信じ、才能を信じ、葛藤しながらも好きなことをさせる。思わずグっとくる場面もあり、とても面白い本でした

子供を持つ親なら共感する人が多いと思う本作ですが、できるなら、永遠に中二病でひきこもりな人にも読んでみてほしいと思います。親が何を考えて今の自分を見ているのか、その気持ちに多少なりとも共感できると思います。かつて私自身も引きこもり、親と激しく対立していた時期がありましたから。もっと早くに親心を知れていたら、、、と。

 

 作家「門井慶喜」とは?

門井慶喜さん

 

門井 慶喜(かどい・よしのぶ)さんは、1971年11月2日生まれのミステリー作家・小説家です。

  • 2000年「天才たちの値段」で第39回オール讀物推理小説新人賞候補。
  • 2001年「女子校時代ライブラリー」で第40回オール讀物推理小説新人賞候補。
  • 2001年「いちばん嫌いな親友」で第41回オール讀物推理小説新人賞候補。
  • 2003年「キッドナッパーズ」で第42回オール讀物推理小説新人賞受賞。
  • 2008年『人形の部屋』で第61回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編部門)候補。
  • 2009年「パラドックス実践」で第62回日本推理作家協会賞(短編部門)候補。
  • 2015年『東京帝大叡古教授』で第153回直木賞候補。
  • 2016年『マジカル・ヒストリー・ツアー ミステリと美術で読む近代』で第69回日本推理作家協会賞受賞。
  • 2016年『家康、江戸を建てる』で第155回直木賞候補。
  • 2016年 咲くやこの花賞(文芸その他部門)受賞。
  • 2018年『銀河鉄道の父』第158回直木賞受賞

ミステリーから歴史小説まで、豊富な知識をもとにした文章には大変定評があります。大変な歴史好きなんだそうです。

 

 「門井慶喜」それ以外のおすすめ本は?

せっかくなので、「銀河鉄道の父」と一緒に門井さんのほかの本も読んでみましょう。


家康、江戸を建てる [ 門井慶喜 ]
『家康、江戸を建てる』 祥伝社 天正十八年、徳川家康は秀吉から関東二百四十万石への国替えを要求されるが、その場所は水びたしの低湿地が多い広大な土地。。。家臣団から猛反対にあうも「関東には、のぞみがある!」と受け入れ、貧しい村であった江戸を本拠と定め、一から街づくりを開始。利根川東遷、神田上水、江戸城築城など、日本史上最大、驚天動地のプロジェクトへの挑戦を描く。
 
屋根をかける人 [ 門井 慶喜 ]
 『屋根をかける人』  KADOKAWA  日本人として生きることを選んだアメリカ人建築家の壮絶な一代記。明治末期にキリスト教布教のために来日したアメリカ人建築家、メレル・ヴォーリズ。彼は日本人として生きることを選び、 終戦後、昭和天皇を守るために戦った。。。彼を突き動かした「日本」への思いとは果たして・・・?
 
東京帝大叡古教授 [ 門井慶喜 ]
 『東京帝大叡古教授』  小学館  日本初! 文系の天才博士が事件を解決! 最高学府で連続殺人!謎を解くのは天才哲学者「ウンベルト・エーコ」ならぬ天才政治学者「ウノベ・エーコ」。他を圧する「知の巨人」が開示していく事件の真相は、まさに予測不能。ラストは鳥肌モノ!!

 

まとめ

というわけで、まだ読んだことのない方は是非読んでみてください。銀河鉄道の父、おススメです。

読もうネ!広告・Googleアドセンス用336px

読もうネ!広告・Googleアドセンス用336px

  • この記事を書いた人
読もうネ!編集長

読もうネ!編集長

読もうネ!編集長。 明太子の国生まれの36歳独身。 趣味はamazon新商品のチェック。毎日楽しいアイテム探してます。

-Web
-, , ,

Copyright© yomone.jp , 2018 All Rights Reserved.